講師紹介 >> 清水光栄

医学と法学をつないでみよう

名古屋市立大学大学院医学研究科特任准教授(医療安全管理学)の清水光栄(シミズミツエ)と申します。
私は、弁護士ですが、学内では学生への講義とともに附属病院の医療紛争の予防や解決処理、法律相談などを行い、学外の法律事務所では訴訟等の業務も行っています。
皆さんが想像するのは重厚な法廷で紛争解決のために弁論する弁護士かもしれませんが、私が大学で行ってる弁護士業務の大半は、医療紛争を拡大させない、発生させないという予防的なものです。医療事故は一度発生してしまうと人の生死に係わり得るため、医療には法律面からの事故発生予防が重要だと感じています。ただ、司法修習時代からこの医療法務に関心を持ってきたものの、生粋の文系人間の私にとっては理解に困ることもあります(国試でおなじみのイヤーノートにお世話になることも)。医療の資質を持つ皆さんなら、逆に法律的視点を得ることによって、医療法務の適任者になるではないかと内心期待をもっています。
最近の医療の仕事は、臨床、研究に限らず、医療AI、医療DXなどで起業やコンサルを目指すなど、皆さんの選択肢は多岐に渡ってきているようです。にわか弁理士でもある私にとっても関心が高い分野です。また、最近増加している美容などの自由診療に対する法律問題についても、医療者である講師の先生方や皆さんからヒントを得つつ、医療機関側からアプローチができたらと考えています。 皆さんは講義や実習、部活動、(医学部の学生さんは)CBT、はたまた初期研修先のマッチング対策などで多忙な日々を過ごしている中、この次世代社会医学オープンラボに関心を持ったという点ですでに”意識高い系”だと私は感じています。皆さんとの交流を私も楽しみにしています。